2024.10.22 令和6年 日彰館高等学校 生徒達の修学旅行~歓迎の挨拶

支部長(昭和40年卒) 杭 迫 重 臣

 日彰館高等学校の生徒達一行が、2024年(令和6年)10月22日から3泊4日の旅程で東京見学をされました。一行は生徒75名、先生5名、添乗員2名、看護師1名の総勢83名で、一昨年12月以来、2年振り。飛行機に乗るのが初めての生徒もあったようです。

 初日の22日は午前9時に学校に集合、広島空港から羽田空港、東京スカイツリー・東京劇団四季「美女と野獣」を見学、2日目は上野公園・都内班別自主研修・東京湾シンフォニークルーズに乗船、そして3日目は終日東京ディズニーリゾートで過ごし、最終日は浅草散策・浅草ビューホテル「武蔵」で昼食バイキングそして一路羽田空港から広島空港へ。分刻みの極めてハードなスケジュールでしたが、皆さんはまだまだ若い上に、訪問先が興味深いだけに、時の経過も忘れられたでしょう。

 就中、同行された今川俊文校長先生はその直前の19日には東京馬洗会の総会・懇親会にご出席なさり、当日、広島に帰られました。ご多忙な中、総会・懇親会にご出席いただくのも大変な上に、正にトンボ返りの強行日程となり、疲れが出なければと心配も致しました。

 宿泊先は千葉県浦安市の「ホテルエミオン東京ベイ」でしたので、地の利も有って私が歓迎の挨拶に伺いました。訪問したのはタイトなスケジュールを考慮し、上京2日目の10月23日の朝食直後でした。

 

 大勢の生徒を前にした久々の挨拶だけに些か緊張しましたが、「会の正式名は広島県日彰館同窓会東京支部ですが、通称・東京馬洗会と申します」と切り出し、その由来とこの間の経緯、現況等を報告。「これもご縁です。就職や進学等で上京の折、何か困ったことや相談したいことがございましたら、遠慮なく声掛けしてください。そして当会の会員登録をしてください。現況の会員数はピーク時の約半分の420名です。何処も少子化・高齢化の波が押し寄せており、皆さんの積極的な参加をお待ちします」としながら、反面、「広島県北も過疎化・少子化の波が押し寄せ、若い人達のパワーと挑戦を必要としております」と相反する内容の挨拶となってしまいました。

 そして、「私自身、故郷を後にして60年が経過しました。故郷は遠きにありて思うものという一句がございますが、加齢と共に、故郷は近くにありて思うものの日々でございます」と心境を吐露、最後に生徒代表から御礼の言葉をいただきました。凛とされた内容に耳を傾けながら故郷の光景や高校生活が思い出され、感極まり、胸が一杯になりました。

 その気持ちを抑えるため?咄嗟に、「皆さんへの質問です。日本で一番長い川は、二番目は何川、 三番目はと問い、そしてそれでは馬洗川は何番目でしょうか?私は知りません」と言いましたら、会場は爆笑となりました。なお回答は、一番目は信濃川、二番目は利根川、三番目は石狩川でした。馬洗川は?です。
そして数分後、上野公園方面に向かうため、バスに乗る生徒と手を振り合いながら見送りましたが、同行出来なかったことが心残りでした。

 後日、今川校長先生から、「どこまで行っても山は無く、人の多さに戸惑い、吉舎に帰って澄んだ空気にほっとした生徒、一方ではもっと広い世界を見たいと思った生徒など様々ですが、人生を選択する上で、この旅行の全てで良い経験が出来ました」との御礼とご感想が寄せられました。

 

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2024年12月6日 記

 

2025年01月18日